1月31日、2月1日に京都大学で開催されました日本口腔インプラント学会に当院の上林と参加してきました。
インプラントに関する学会や団体は多数ありますが、日本口腔インプラント学会は、現在会員数が1万3千人を超え、インプラントだけでなく日本における歯科分野での最大の学会です。
インプラント治療に携わるようになった7年ほど前は、まだ骨がないところにいかにして骨を造り、インプラントを埋入するかといったことやインプラント自体の新しい材料の報告などが多数を占めていました。しかし、最近はすでに埋入されたインプラントをどのようにケアするかということや介護現場での問題点など今までとは学会の内容がかなり変化しているように感じます。
また、お口の中に残っている歯の数が多い方ほどいくつになっても健康に過ごすことができるというデーターも多数報告されていました。
もう何本か歯が抜けてしまい自分はどうなんだろう?と思われる方もいらっしゃると思いますが心配ありません!!
きちんと入れ歯などの処置をして、しっかりと咬むことで脳に刺激が伝わり、認知症の予防につながるなど多くの利点があることが報告されていました。
昨今の報道ではインプラント治療を受ける方にとっては、不安な要素ばかりが報道されていますが、今回の学会の内容から見えてくるものは、基本的な手技を習得した歯科医師にとってはインプラント治療に関する手技は成熟しており、それよりインプラント治療を受けた後定期的なケアを行っていないことの方が問題があると思います。
他院で埋入されたインプラントに関するご相談も当院では行っておりますので何か心配な点などございましたらお気軽にご相談ください。